カシミールの手刺繍|暖かな芸術|Embroidery Art

手刺繍|Embroidery Art

手刺繍
暖かな芸術 Warm art

手刺繍は針と糸を使った芸術と言えます。

ひと針ひと針、時間をつかい、糸をつかい、絵を描くように、そして物語を紡ぐように手刺繍は紡がれていきます。

たった一本の糸と針が、たった一枚の布に時間や景色、そして豊かな自然や歴史などをもつなぎ留め、それを色あせない芸術へと昇華させるのです。

その刺繍職人による手刺繍を見ていると、それはまるで奇跡を見ているかのようです。

私たち日本人は、そんな手刺繍に惹かれます・・・・

そしてそんな手刺繍は、わたしたち日本人が忘れかけている暖かさと穏やかさを感じさせるのです。

母親が子供のために、そして衣服の穴をふさぐために手刺繍を施す・・・日本にはかってそんな景色がありました。

今では失いかけているのかもしれない、そんな暖かさと穏やかさを手刺繍は、わたしたちに思い出せるのです・・・

手刺繍

Great Artisan(グレート アーティザン)がお届けする極上の手刺繍とは

カシミールの手刺繍。
すべてが手仕事でありながら緻密なカシミールの手刺繍は、荘厳な存在感とともにカシミールの歴史がつくりだす威厳が漂います。

かつてはインドの地域支配者(マハラジャ)の身を豪奢(ごうしゃ)に飾り、インドを代表する贈答品として各地に贈られたカシミールの手刺繍。
その名はソズニ刺繍とも言われ、日本では、細い針を使って手刺繍を施すのでニードル(Needle)刺繍とも言われています。

そのカシミールの手刺繍は、それがどんな名であったとしても、その手刺繍を見た人々を驚愕させ、感動させ、圧倒させてきました。
それだけに気品が漂い、だれしも惹きつけたカシミールの手刺繍の魅力は、いちアジアのみにとどまらずヨーロッパ社交界の上流階級の人々をも魅了し、愛されたのです。

Great Artisan(グレート アーティザン)がお届けするカシミールの手刺繍は、カシミールの手刺繍が隆盛を極めたムガール帝国のころより伝わる伝統あるカシミールの手刺繍の技術をふんだんに使っています。

使用する生地は、この上ない柔らかさと繊細さ、そして極上の風合いと肌さわり。
まるで毛並みのよい極上の猫の毛をまとっているかのような素晴らしい、カシミールのカシミヤの生地を使っています。

それはカシミールのラダック地方の高山地帯に棲むカシミア山羊の原毛から、特に柔らかい極上のカシミヤ山羊の毛を手織りによってショールやストール生地に仕立て、その極上のカシミヤの生地だけに手刺繍を施しています。

それだけではありません。
極上の風合いと繊細さのあるカシミヤのみならず、「もっと手刺繍を普段使いに使いたい!」という皆さまの声にこたえ、オーストラリアからメリノウールの糸を取り寄せ生地にし、その生地にも手刺繍を施したパシュミナもご用意いたしました。

極上のカシミヤ生地に手刺繍を施した極上のカシミヤ/パシュミナを特別なときに纏う
少しくらい乱暴に、そして手荒に扱いながら、極上の手刺繍のパシュミナを纏う

それら二つの生地は、お客さまのご用途に従ってお選びください。

すべては熟練した一人一人の手刺繍の職人たちが、心を込めて手刺繍を施し、中には長いもので約5年間の製作期間をかけて仕上げる手刺繍もございます。

いずれにしても世界トップクラスの手刺繍の王、カシミールの手刺繍を心からお楽しみください。


必見! 優れた良い品質のカシミール刺繍の3つの見分け方| パシュミナ
素朴な疑問?! カシミール刺繍に使用されている刺繍糸の素材は何ですか?

カシミールの手刺繍 カシダとは

Kashida(カシダ)
Kashida(カシダ)刺繍の象徴 ペイズリー柄

カシミールの手刺繍。
カシダ刺繍は、カシミールの人たちにとって魂を込めた手仕事と培った技量、そして時間の結晶と言えます。

そしてカシミールでいうKashida(カシダ)とは、カシミールの手刺繍を州全体で実践しているさまざまな手刺繍の種類の用語をKashida(カシダ)といっています。

ですから、そのKashida(カシダ)の中には、ソズニ(Sozni)、クレウェール(Crewel:Aari)、張り子(Paper Mache)など、世界的に大きな需要がある人気のある種類の手刺繍が含まれている、カシミールの手刺繍の総称をKashida(カシダ)刺繍と言っています。

つまりカシミール刺繍=Kashida(カシダ)刺繍とお考えください。

Kashida(カシダ)刺繍の詳細を知りたい方は以下のコンテンツをお読みくださいませ。

カシミールの手刺繍 ソズニ刺繍とは

ソズニ刺繍

上の写真は、ソズニ刺繍がカシミヤ/パシュミナの全体に施してあるので『ジャマワール』といいます。
素晴らしく精巧な手刺繍の技術です。

カシミールの手刺繍の中のソズニ(SOZNI)刺繍は、カシミールの文化、芸術であり、インド刺繍の中のエリートといわれています。
なぜならば、「すべてのインドの織物の中で、美しさ、色、質感、デザインでソズニ(SOZNI)刺繍に優るものはありません」とも言われているからです。

カシミールの手刺繍のソズニ(SOZNI)刺繍とはどのような刺繍なのでしょうか。
ソズニ(SOZNI)刺繍とは、日本の針仕事でも使われているような細い針を使って手刺繍をするカシミール刺繍の名称のことソズニ(SOZNI)刺繍といいます。

このソズニ(SOZNI)刺繍は、カシミールの手刺繍の中でも最高難度の手刺繍といわれていま。
そしてそのソズニ(SOZNI)刺繍を代表する有名なデザインにペイズリーデザインがあります。
そのペイズリーデザインは、上のKashida(カシダ) 刺繍にある画像をご覧ください。

このペイズリーデザインが、世界中の人びとの心をとらえ、一躍カシミールの手刺繍を世界的に有名な手刺繍の一つへと変えていったのです。


ソズニ(SOZNI)刺繍の詳細を知りたい方は以下のコンテンツをお読みくださいませ。

ソズニ刺繍 ジャアリ刺繍とは

ジャアリ
ソズニ刺繍 ジャアリ刺繍
ジャアリ
ソズニ刺繍 ジャアリ刺繍

ジャアリ(JALLI又はjalli)はチカンカリ刺繍(chikankari)の数多くある中の一つの刺繍テクニックとして始まりました。

そのチカンカリ刺繍(chikankari)はムガール帝国の皇帝の庇護を受け、隆盛を極めましたが、そのムガール帝国の滅亡後インド各地にチカンカリ刺繍(chikankari)の技術は広まったとインドでは言われいています。

それがムガール帝国の滅亡後かその前か確実なところは分かりませんが、カシミールの手刺繍の一つの技術としてジャアリ(JALI又はjalli)刺繍は取り入れられました。

ジャアリ(JALI又はjalli)とは「ネット」を意味する言葉で、その名が意味するように、カシミヤ/パシュミナの全体を網のように覆うのが特徴のデザインです。


ジャアリ刺繍の詳細を知りたい方は以下のコンテンツをお読みくださいませ。

ソズニ刺繍 ボーダー刺繍とは

ボーダー刺繍
ソズニ刺繍 ボーダー刺繍

カシミールの手刺繍のデザインの一つ、ボーダー刺繍は古来からカシミールの手刺繍のデザインに取り込まれているものです。

ボーダー刺繍とは、見た目で分かるように、カシミヤ/パシュミナの両サイドはもちろん、上下にもボーダー上に刺繍が入っているのが特徴のデザインです。

このボーダー刺繍にはカシミヤ/パシュミナの両端の手刺繍の幅によって、その名称が変わります。


ハシダール(Hashidar):両端の手刺繍の幅が小さなボーダー刺繍
ミームドアー(Meemdoor):両端の手刺繍の幅が中くらいのボーダー刺繍
ダオウダール(Daoudar):両端の手刺繍の幅が、大きなボーダー刺繍



カシミールの手刺繍は、手刺繍なのでその刺繍にどれだけ時間がかかったかによって価格が変わります。
このボーダー刺繍もカシミヤ/パシュミナの両端の手刺繍の幅が大きければ大きいほど、高価なショール/ストールとなります。

ちなみに左のショールはビッグボーダー刺繍にカテゴライズされるボーダー刺繍デザインのショールで、ボーダー刺繍のダオウダール(Daoudar)と言います。

カシミールの手刺繍 ソズニ刺繍の映像

  • 木製ブロック作り

    刺繍デザインの基となるデザインが施された木製ブロックを作っているところです。

  • スタンパー

    刺繍を施す生地にデザインが施された木製ブロックを押し、手刺繍をする前段階の作業をします。

  • 【手刺繍】ソズニ刺繍 ジャアリワーク

    カシミール刺繍の優れたデザインの一つジャアリワークを施している映像です。

  • 【手刺繍】ソズニ刺繍 ジャアリワーク

    カシミール刺繍の優れたデザインの一つジャアリワークを施している映像です。



Great Artisan(グレート アーティザン)にて注文したジャアリ刺繍の手刺繍ストールを制作中の画像です。
当社はカシミールの手刺繍を代々取りまとめてきた工房と直接取引をし、家族ぐるみの付き合いをしています。

そのためオリジナルデザインなどの手刺繍も承っておりますし、ショールで気に入った手刺繍のデザインをストールに施すということもできます。
ぜひ何なりとご相談ください。

Great Artisan(グレート アーティザン)の手刺繍のブランド Traditional Pashmina 及び手刺繍を施しているカシミヤ/パシュミナをご紹介いたします。