ピアスやネックレスまたバングル等、様々な種類のあるアクセサリーは、毎日のファッションをより魅力的に見せてくれるものです。
そしてそれら全てには毎日のファッションをより魅力的に見せてくれるだけでなく、アクセサリーを身に着ける人の目的に適った役割があります。
例えばピアスを身に着ける場合、小顔効果をもたらすことを目的におおぶりなデザインのピアスを選ぶということです。
このように、アクセサリーを身に着ける人の目的の1つにはコンプレックスをカバーするということがあります。
アクセサリーの中には特に、「ファッションをより魅力的にしてくれる」「「コンプレックスをカバーする」といった主な2つの役割をどちらも果たす万能アイテムがあります。
それが、今回の本題であるカシミヤストールです!
では、様々なアクセサリーがある中で、カシミヤストールにしかないメリットとは何なのでしょうか?また逆にデメリットはあるのでしょうか?
カシミヤストールのメリットデメリットを説明した上で、最後にはカシミヤストールを一番最適な方法で活用する方法をご紹介します!
Contents
「ストール」とは何ですか?|まず基本知識を知ろう!
今回このコンテンツではカシミヤストールのメリットデメリット、それから最適な活用方法をご紹介しますが、
カシミヤストールと一口に言っても、「ストール」にはカシミヤ以外にも様々な種類があります。
しかし意外にも「ストールとは何か」と聞かれると、ストールとして括られる基準をハッキリと答えられる方は多くないのではないでしょうか?
何故ならばストール同様首に巻く類の似たものとしてマフラー、ショール、等があり、違いが曖昧になっているからです。
ですからカシミヤストールについて知る前に、まずストールの基本知識を知っておきましょう!
【ではストールとは何ですか?】
ストールとは、生地が薄く幅の広い長方形や正方形のものが基本で、
春夏は軽いコットン素材、秋冬はウールやカシミヤ素材など季節に合った様々な素材でオールシーズン使うことの出来るファッションアイテムです。
今や色々なアレンジの効いた巻き方が広がっていますが、実は本来は首に巻くことよりも肩に掛けたりすることを目的とした“衣服”として活用されていました。
ストールが“衣服”として活用されていたのは古代ローマ時代です。
ストールという言葉は、女性用チュニック型ワンピースという意味を持った、ストラというラテン語の言葉が変化して出来たものだと言われています。
当時ストールは司祭や助祭が礼拝の際に首から足元に及ぶ長さの帯として古代ローマ時代に愛用されていましたが、
ストールが現代の意味で活用されるようになるまでには古代ローマ時代の後、更に2回姿を変えて愛用されていました。
1回目は聖職者が儀式の際に法衣の一部として着用する肩掛けとして愛用されていたビザンチン時代、
そして2回目は女性用の装飾また防寒用のコートとして愛用されていた16世紀の時代です。
しかし、16世紀の時代のストールは革製のもののみを指していましたが、
現代では16世紀の時代と同様女性用の装飾として、
ネット、絹、レース、そしてカシミヤなどさまざまな素材に範囲が広まっています。
ストールとマフラー・ショールの違いは何ですか?|【マフラーとショールの定義】
上記ではストールがどのようなものなのか、時代による変化を踏まえて知ることができました。
では、ストールに似たものとしてあまり違いが理解されていないマフラーとショールはどのようなものなのでしょうか?
ストールと、マフラーそしてショールの違いは何なのかを理解する為に、マフラーとショールそれぞれの定義を表にまとめましたのでご覧ください。
※マフラー、ストール、ショール|プロがその使い方の違いを教えます!では更に詳しく説明しています。
マフラーの定義 | 主にニット生地やファーなどで作られた寒い時期用の防寒アイテム。 幅が30cm程度、全長が160-180cmほどの長さが基本。 ★ストールとの違いは幅のサイズと着用季節! |
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ショールの定義 | 頭や肩を覆うのに使われる、長方形や三角形などの肩掛けのこと。 幅が100cm程度、全長200cmほどの長さが基本的。 ★ストールとの違いはサイズと着用方法! |
カシミヤストールの“メリット”は何ですか?
カシミヤストールはとても希少で高価なものです。
何故なら名前の通り“カシミヤ”を使用しているからです。
しかし、何故カシミヤは高級なのか・・・そう言われると説明できない方が多いのではありませんか?
GreatArtisan(グレートアーティザン)はカシミヤを愛する会社として皆様にとって為になる様々な知識を沢山お届けしています。
以下ではカシミヤに関する代表的なコンテンツをいくつかご紹介します。
カシミヤが高級な理由からお手入れ方法まで様々な方面で見たカシミヤの知識をお届けしていますのでお時間ある時に是非お読みください!
〇カシミール地方のカシミヤ山羊の秘密|世界トップクラスの品質
〇失敗しない! 本物の100%カシミヤ/パシュミナ製品 16の見分け方
〇カシミヤの正しい洗い方を徹底説明!|お家で簡単お手入れ方法【クリーニング不要】
〇カシミヤのプロが教える!|毛玉の正しい予防策 3STEP教えます!!
さて、身に纏うアクセサリーに様々な種類がある中で、とても希少で高価なカシミヤストールをお勧めする理由はその価値だけではありません。
このコンテンツの冒頭でお伝えしたように、カシミヤストールには「ファッションをより魅力的にしてくれる」「コンプレックスをカバーする」といった
主な2つの役割をどちらも果たすというメリットがあります。
しかしそれらは、“カシミヤ”でなくとも“ストール”のメリットです。
では“カシミヤ“ストールの“メリット”はどのようなものなのでしょうか?
メリット1:【心地よい肌触り】
カシミヤストールの1つ目のメリットは心地よい肌触りです。
一般的にカシミヤは、カシミヤ山羊から取れた獣毛、またはカシミヤ山羊の毛を採取してそれから織った毛織物のことを指しているのですが、
そのカシミヤ山羊の毛は非常に細く、柔らかいことが特長です。
またカシミヤ山羊の毛を糸にし繊維にすると、その繊維は保温性と保湿性に非常に優れており、加えて非常に柔らかく独特のぬめりを感じるため、
その柔らかさと独特なぬめりがカシミヤストールの1つ目のメリットである心地よい肌触りを実現させているのです。
また、カシミヤに含まれた油脂がカシミヤ繊維の表面を包んでいるので、
そのカシミヤならではの滑らかさのおかげで、ウールはチクチクして苦手という方や敏感肌の方でも、カシミヤは皮膚への刺激がないので安心して着用できます。
メリット2:【保温性の高さ】
カシミヤストールの2つ目のメリットは保温性の高さです。
一般的な手袋のクロー値が0.05clo程なのに比べて、カシミヤのクロー値はその16倍の0.8cloもあるのです。
※クロー値とは衣類の熱抵抗を表わし、衣類の保温性の目安になる数値のことです。
(気温21℃、湿度50%以下、気流 0.1m/s の環境で、椅子に静かに座った成人男性が快適に感じる保温性つまり平均皮膚表面温度が33℃を維持できる衣服が1clo。)
出典:
このことからも分かるように、カシミヤはすべての繊維の中で最も保温性が高い素材となっています。
何故ならばカシミヤは、熱伝導率の低い空気を多く取り込むことができるので、暖かい空気を外に逃さず内に閉じ込めることが出来るからです。
また、吸湿性も非常に高い為、空気中や肌の水分を吸収することで中で発熱をし、その熱を空気の層で逃がさないようにしているので、保温性をとても高くできます。
保温性が高いと秋冬の防寒だけに役立つと思われがちですが、春先の体温調節や夏の冷え対策などにも最適なので、オールシーズン活用することができるのです。
メリット3:【品のある高級感】
カシミヤストールの3つ目のメリットは品のある高級感です。
”髪は女の命”という言葉がありますが、その背景には、「日本女性の髪には長い黒髪は美人の象徴であり、
当時の女性にとって髪が黒く長いかどうかは嫁ぎ先を決める人生を左右する重要なもの」といった深い歴史が関係しています。
確かに女性の印象において髪は大きく関係しますし、艶のある髪は品があり魅力的ですよね。
実は、艶のある髪が品があり魅力的であるように、カシミヤにも艶があるんです。
それにはカシミヤの繊維の秘密が関係しています。
カシミヤの繊維の表面は、突起状の少ないスケールがうろこ状になっています。
そのため、表面がフラットな状態となり、光をまっすぐに反射させ、光沢を生み出すことができるのです。
また、その光沢感は、化学繊維の不自然な光沢とは違い、ナチュラルで品があります。
ですから自然でほのかな光沢感で上品なカシミヤ製品としての価値を高めてくれるのです。
カシミヤストールの“デメリット”は何ですか?
今回は、カシミヤストールのメリットとして「心地よい肌触り」
「保温性の高さ」
「品のある高級感」の3つをご紹介しましたが、
カシミヤストールのメリット、つまりカシミヤストールの魅力はまだまだこれだけではありません。
カシミヤストールの魅力についてはこれらのコンテンツで更に詳しく説明していますので、是非ご覧ください。
〇カシミヤストールってオールシーズン使えるの?! |パシュン Pashm
〇カシミヤストールでする6つのオシャレなファッションコーデ|本場に学ぶ!
〇カシミヤストールを使って”なりたい自分”を演出する7つの方法
では次に、カシミヤストールにはどのようなデメリットがあるのかを説明します。
デメリット1:【手入れが必要】
カシミヤストールの1つ目のデメリットは手入れが必要なことです。
お気に入りのカシミヤストールを手入れが面倒だからといって放置することは、せっかくのカシミヤストールの魅力が台無しになってしまいます。
カシミヤの品質は最高級で肌触りの良い繊維ですが、その分とってもデリケートなのです。
ですからピリングと呼ばれる毛玉が発生しやすく、水に弱いので濡れたらすぐ拭かなければなりません。
またカシミヤの質感や風合いを保つには、日頃から手入れをしっかりする必要があります。
虫に食われてしまうこともありますし、色焼けや黄変してしまうこともあるため、
長期保管には防虫剤を適切にセットしたり、保管場所に日光など光が当たり続けたりしないように注意をしましょう。
でもとってもデリケートなカシミヤ、どうお手入れしたらいいのか分からない・・・
そんな方はカシミヤのお手入れ方法について詳しく書かれたこちらのコンテンツをご参考ください!
〇失敗しない! カシミヤ/パシュミナの洗い方とお手入れ方法
デメリット2:【価格の高さ】
カシミヤストールの2つ目のデメリットは価格の高さです。
カシミヤを“使った”、つまりカシミヤ以外の繊維が混ざっている製品のカシミヤストールは比較的低価格で販売されていますが、
カシミヤ製品、つまりカシミヤ100%のカシミヤストールは他の素材に比べて価格が高い場合がほとんどです。
何故ならばカシミヤはカシミヤ山羊のうぶ毛のみを使用しているということや、収穫時期が短く1頭から採取できる量が少なくなっているということから、
希少価値がとても高くなっているからです。
『カシミヤストールの“メリット”“デメリット”についてのまとめ』
カシミヤストールは価格が高いことがデメリットになるのならば、価格が低いものがメリットになるのでしょうか?
それは間違いです!
カシミヤストールの価格が低い場合を考えてみてください。
「価格が低い場合は偽物の可能性が高い」「価格が低い場合は質が悪い」・・・
そうです。このようにカシミヤストールの価格が低い場合はデメリットしかないのです。
したがって、カシミヤストールのメリットである心地よい肌触り、保温性の高さ、そして品のある高級感は、
デメリットである価格の高さゆえに実現できている魅力だということが分かります。
また、もう1つのデメリットである手入れが必要になることは、確かにやり方が分からなかったり、手間がかかるという理由で大変かもしれませんが、
正しいやり方を理解すればご自身の大切なカシミヤストールの為なら手入れも楽しく出来るメリットになるのではないでしょうか?
このように考えると、カシミヤストールはメリットが沢山ある万能アイテムだと言えます!
最後に、メリットが沢山ある万能アイテムであるカシミヤストールを、最適な方法で活用する方法をご紹介します。
カシミヤストールを愛する皆様にとって参考になれればと思います。
★おまけ:カシミヤストールの【最適な活用方法】
カシミヤは、上品とカジュアルな雰囲気の両方を持った素材です。
そのため、スタイルを問わず着用することができます。
カシミヤストールは、春夏秋冬とオールシーズン使えるのでとても便利です!
首元が寂しいトップスやタイトトップスにふんわり巻いてあげると、ファッションのポイントにもなり、小顔効果も狙えるのでお勧めです。
女の子らしいニットトップス等からスタイリッシュなジーンズ等まで、どんなファッションにも活用できます。
また、普段使いだけでなく結婚式やパーティーなどのお呼ばれにもカシミヤストールは大活躍です。
ちょっと寒いと感じる時にサッと取り出して、肩に羽織ったり、膝にかけたり、
首に巻く時もマフラーのようにかけたり、ボレロのように肩にかけたりと、アレンジは無限大です。
決まりはないのでさまざまな使い方ができます。
ご自分のお好みで、またご自分のカシミヤストールのデザインに合わせて、ご自分にとって最適な方法でカシミヤストールを存分にお楽しみください!