よくある質問と答え

カシミヤ/パシュミナについて/その他

Q1.カシミヤとウールどちらが温かいの?!

カシミヤはウールよりも繊維が細いので、一本の糸を撚るのにそれだけたくさんの繊維を必要とします。
それにより繊維と繊維の間に含まれる空気の量が多くなり、優れた断熱効果を発揮します。

つまりそれはダウンジャケットや農業でよく使うビニールシートのようなものです。
空気は熱伝導率が低いので、空気を多く含む=温かいのです。

ですからカシミヤ製品は、わたしたちの体温を吸収して逃がさないという感覚です。
それだけカシミヤ製品はウール製品より温かいのです。

Q2.カシミヤとウールはさわり心地にどんな違いがありますか?

カシミヤとウールを比べた時に、触ってみて、より滑らかに感じるのがカシミヤの方です。
これはそれぞれの繊維を拡大すると分かるのですが、繊維の表面にはうろこのような凹凸があります。
そのうろこのような凹凸がさわり心地に大いに関係してくるのです。

そのうろこのような凹凸がカシミヤはウールに比べて非常に少ないのが特徴なのです。
それでカシミヤは、ウールよりも滑らかで柔軟な手触りになるわけです。

詳しくはこちらのコンテンツをご覧ください。

Q3.問い合わせをしたいのですが、連絡先はどこになりますか?

お問合せ先
 メールアドレス info@konoha-select.jp
 電話 03-5929-7570 (営業電話はお断りしております)

 営業時間:平日11:00~16:00
 休業日:土曜・日曜・祝日

 ※営業時間外に頂いたご連絡は、翌営業日の対応となります。

 ※「木の葉、またはGreatArtisanのホームページを見て」
  「木の葉、またはGreatArtisanからの注文で」とおっしゃっていただけると
  スムーズにご案内できます

Q4.どのようなパシュミナを取り扱っていますか?

GlobalDoorsで扱っている「パシュミナ」という名称がついている商品で使用している獣毛の種類は以下の2点です。
1.カシミヤ/パシュミナ
2.メリノウール

それぞれの品質については当社WEBサイトの「GreatArtisanとは」をご覧ください。

Q5.ウールを着用するとかゆくなります。アレルギーでしょうか?

かゆくなる原因はいろいろあります。よく感じるチクチクは、アレルギーではなく繊維が太いため皮膚に刺激になっている場合がほとんどです。

アレルギー反応の場合、服を着て1週間後に発症することが多いからです。
ウールを着た日に痒みや赤身など反応が出た場合は、接触による皮膚炎の可能性も考えられます。
洗剤の残りなどの可能性がなくウールでかゆくなる場合は、中にTシャツなどを着用して直接肌に当たらないような着方をしてみましょう。

また、通気性が悪いと汗などで痒みを感じたりします。
摩擦や汗はトラブルの原因になりますので、ゆったりしたデザインを選びましょう。
カシミヤは、痒みの原因の一つであるラノリンを含みません。
また繊維が大変細くウールよりも滑らかな繊維なので、チクチクせずお勧めです。

Q6.カシミヤの保管方法は?

日常使用する冬場は、使用後に洋服ブラシ(馬毛などの天然の柔らかいブラシ)で軽くブラッシングしてほこりや食べ物のカスなどを取り除いておきましょう。
ブラッシングによって繊維を整え、毛玉になるのを予防することもできます。

また、カシミヤにとっての大敵は湿気です。
使用後は湿気と体温で雑菌が増えやすい状態です。
そのため、なるべく風通しの良いところに広げて掛けておくことで、シミヤや虫食い、嫌な臭いを防ぐことができます。

長期保管するときは汚れを取り除いて乾燥させてから保管します。
そして防虫剤を使用しましょう。

防虫剤の成分は空気より重く下に向かった広がるので、衣類の上において使用します。
また、タンスや衣装ケースの中で防虫剤の成分が広がれるように、ぎゅうぎゅうに詰め込んだり何枚も重ねて押しつぶすようなしまい方はやめましょう。
やさしくふわっとしまうのがコツです。

Q7.カシミヤという名前は何からきていますか?

カシミヤという名称は、インドのカシミール(地方)に由来しています。

カシミールの首都シュリーナガルでは、古くからその地方に生息する山羊の毛を紡いで商品にしていました。
異説さまざまありますが、わたしが現地の方から聞いたところによると、
現地では昔からこれら製品を『パシュミナ』と呼んでいたそうです。

しかしその後カシミヤの毛はシルクロードを通じてローマに運ばれ、
その後ヨーロッパの上流階級の人たちに愛好されたころから、生産地の名称にて「カシミヤ」という名前が付いたとされています。
実際ローマのシーザーがカシミヤのスカーフを大切にしていたという記録が残っています。

ヨーロッパに広まったのはずっと後代になって、1800年ごろナポレオンが妻のジョセフィーヌにカシミヤのショールを持ち買ったことがきっかけで、ヨーロッパの上流社会に広まりました。

Q8.カシミヤとパシュミナには違いがありますか?

カシミヤ(カシミア)とは、カシミア山羊から採取された毛や、それから作った毛織物のことです。

一方パシュミナという言葉には現在一般的な定義がありません。
なぜなら国や地方によって「パシュミナ」が指しているものが違うからです。

例えばネパールや中国などではシルクや化学繊維が使用された商品のこともパシュミナと呼んでいる場合があるからです。

そのため、GreatArtisanでは「軽く柔らかい絨毛を紡いで作った商品、またその素材」のことを「パシュミナ」と称し、商品名等に使用しております。

Q9.チクチクするウールとそうでないウールの違いは?

あの不快なチクチクの原因は、繊維の先端や側面が肌にあたった時の刺激です。
太い繊維の先端や、表面の粗い繊維の側面が肌に当たると刺激になります。
そのため繊維(カシミヤ/パシュミナでいう糸)が太いとチクチクした不快な感情を感じます。

一般的に、30ミクロンの繊維が5%以上入っているとチクチクと刺激を感じるといわれています。
つまり、ウール(羊毛)がすべてチクチクするわけではなく、ウールの繊維が太く表面が粗いウールがチクチクするのです。

繊維の直径が19.5ミクロン以下の羊毛はスーパーファインウールと格付けされています。
このような細い繊維のウールはカシミヤに劣らない滑らかさと手触りで、肌に刺激を与えず快適に使用できます。

ウールのなかでも有名で高級ウールとして扱われているのが「メリノウール」です。
木の葉(konoha)ののウールストールもケケン試験認証センターにて15μmと鑑定されたオーストラリア産のメリノウールを使用しています。

Q10.カシミヤ100%でも、価格にかなりの差があるのはどうして

カシミヤは一番高級な一級から五級まで、ランク付けされています。
どこに差があるかと言いますと、それはずばり繊維の細さと毛の長さです。
一級は14μ前後で繊維の長さは34mm以上、五級は16-17μ前後で繊維の長さは28mm以下になります。(一μ=1/1000mm)

繊維が細いということはそれだけ多くの繊維が使用されていることになります。
またそのため空気を多く含み暖かくてリッチな風合いになります。

当店のカシミヤはケケン認証センターで平均15μと鑑定されています。
これはあくまでも検査している生地(20×30cm)の平均です。
日本の検査ではそのように平均値をとりますので、ほとんどの鑑定は一級以下となります。

カシミールで作られているカシミヤ/パシュミナの糸はラダック(ヒマラヤの麓)で採取された世界最高クラスのカシミヤ/パシュミナ糸だけを使っています。
滑らかな風合いをぜひお楽しみください。

Q11.カシミヤ/パシュミナのブラッシングの仕方

カシミヤ/パシュミナ商品をメンテナンスするのは非常に重要なことです。

以下にブラッシングの仕方を記載します。

ブラシをかける時は机などにニットを平らに置き、織りや編み目の方向にそって優しくブラシを動かします。
商品が伸びないように片手で押さえながら動かしましょう。(強く行い過ぎると商品を傷めてしまう可能性があります。)

使用する洋服ブラシですが、柔らかなカシミヤやウールには馬毛が適しています。
馬毛のブラシは、しなやかでキメが細かいので、これでやさしくなでるようにブラッシングすればカシミヤ/パシュミナの繊維を痛める心配もありません。
ぜひ参考にしてください。

細かなご質問やご相談は承りますのでお問い合わせください。

Q12.カシミヤに毛玉ができたらどうすればよいですか

カシミヤ繊維の直径は平均15ミクロンと非常に細いので、ちくちくせず滑らかな肌さわりである一方細い繊維を撚り合わせているので表面がこすれて毛玉にもなります。
しかしハサミで切ってばかりいると生地がどんどん薄くなってしまいます。

そこで、当社では目立つ毛玉になる前に洋服ブラシで表面を整えることをお勧めしております。

なぜなら毛玉はいきなりできるわけではなく、少しづつ繊維がもつれて毛玉になります。
ですから使用した後毎回とはいかなくても、ブラシをかけるだけで目立たなくなります。
そうすればできてしまった毛玉もとれますし、ほこりも落ちてきれいに長く使用することができます。

Q13.カシミヤを家庭で洗うことはできますか?

洗うと独特のぬめりが失われてしまいます。
そのためできるだけ汚さないように使用することが望ましいのですが、
どうしても選択したい場合は、洗い方に気を付ければ縮みや毛羽立ちしないで洗うことができます。

GreatArtisanのコンセプト