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ネックレスとペンダントの違いと自分に似合う2つのネックレスの選び方

ネックレスとペンダントの違いと自分に似合う2つのネックレスの選び方

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ネックレスとペンダントの違いとは?!

女性のファッションの中で、服と同じく重要な位置を占めるのがアクセサリーです。
最近は男性も同じように重要なファッションアイテムとしてアクセサリーを身に着ける方も多くいらっしゃいます。
それは身に着けるアクセサリーによって、着る服の印象がガラリと変わるからです。

ですからアクセサリーは、カジュアルからフォーマルなシーンまで数多くの場面で活躍します。

そのアクセサリーの中で、指輪、ブレスレット、って何?と聞かれてもその説明に迷うことはないでしょう。
しかし、ペンダントとネックレスの違いは何でしょうか?
と聞かれると考えすぎてしまうのか、迷って答えられない人もいらっしゃるようです。

しかしファッションコーディネートのアクセントに欠かせないものと言えば、ネックレスも重要なファッションアイテムですよね。
しかもネックレスやペンダントを上手に合わせると、ファッションコーデの幅も広がってちょっと得をした気分になります。

そんなおしゃれの味方、「ネックレス」と「ペンダント」の違いについて考えてみたいと思います。
またそれだけではなく、たくさんあるアクセサリーの中から、自分に合うネックレスやペンダントはどうやって選んだらいいのでしょうか?
そんな点も一緒に考えてみたいと思います。

でははじめに、ネックレスとペンダントの違いとその歴史について見てみましょう。

言葉から考えるネックレスとペンダントの違い

ネックレスとは?

一般的にネックレスとは首に着ける装身具で、首飾り(くびかざり)とも言います。

そしてネックレスを英語で書くとNeck(首)lace(緒)となりますので、ネックレスとはチェーンや紐など首に着けるアクセサリーを指すことが文字からも分かります。

ペンダントとは?

ペンダント
ペンダント

一方ペンダントとはどのようなものを指すのでしょうか?
ペンダントとは(pendant)は、「ぶら下がる」、「吊り下げる」を意味する「pend」が語源とされています。
つまり、元々首にぶらさげるようにして用いる装身具やお守りのぶら下がった部分を指す言葉から派生した言葉なんです。

ちなみに日本では右のようなチェーンが付いていないペンダントを「ペンダントトップ」と呼ぶことがありますが、これは和製英語です。
一般的に英語ではピアスでもネックレスでも、あるいは照明でも、垂れ下がっている飾り部分のことは「Pendant」と言います。

ネックレスとペンダントの違いとは?

このように語源から考えて厳密に言うと、ネックレスとペンダントの違いを説明すると以下のようになります。

■ネックレス・・・チェーンや紐のみのものや、パールや宝石などがチェーン上に連なった形状の首飾り
■ペンダント・・・チェーンにぶら下げる装飾品のみ、またはチェーンとそれに付ける装飾品がセットになったもの

しかしお店によっては、ペンダントトップが付いたネックレスのことをペンダントではなくネックレスと呼んでいるところもあり、表記が分かれています。
そのため、あくまでも言葉の概念からいうととお考え下さい。

ちなみに当店 Great Artisan(グレートアーティザン)では取り外しできるペンダントを「ペンダントトップ」、それ以外はチェーンも天然石も「ネックレス」として分類しています。

ネックレス
襟のようなネックレス

ネックレスとペンダントの歴史

次にこのネックレスとペンダントの歴史について考えてみたいと思います。

ネックレスは、人間が身に着けた最初期のアクセサリーの1つと言われています。

はじめはネックレスは儀式や魔法、または葬儀の目的で作られ着用されたと考えられています。
最も古いとみなされるネックレスは、羽、骨、貝殻、植物などの天然素材でできていたようです。

もしかしたら、それらネックレスは何かの身分や地位、力の強さを表すものだったのかもしれませんね。

古代の人がしていたネックレスとペンダント

発掘されている古代文明の遺跡の中にも、いろいろな形態のネックレスやペンダントが出土しています。

例えば、メソポタミア文明の遺跡からは円筒印章が発掘されていますが、その中には紐で首から下げるいわゆるペンダント用の印章もあったようです。
大切な印章なので、肌身離さず持っていたのかもしれません。
実用的なペンダントですね。

その他にはカーネリアンやラピスラズリ、瑪瑙、および金のチェーンのネックレスなどもありました。
このようにメソポタミア文明を作ったシュメール人は金、銀、ラピスラズリ、カーネリアンからネックレスとビーズを作ったことが知られています。

古代エジプト人の中には、襟のようなすごく大きなネックレスを着けた人もいました。
その襟のようなネックレスは半貴石、ガラス、陶器、中空のビーズで装飾されていて、宗教儀式やお祝いの時の衣装、さらには死者の副葬品として用いられていました。

このように古代においてネックレスはほとんどの場合、特別な身分の人が身に着ける特別な装飾品であったことが分かります。

その後のネックレスとペンダントの発展

中世になるまで、ネックレスは主にお守りのような意味で用いられてきたようです。
その中には金や銀のネックレスや、動物などの形をかたどったペンダントトップが付けられることもありました。

加工技術が優れていなかったせいか、この頃は、ネックレスに貴石や宝石が用いられることはまれだったようです。

ロケットペンダント
ロケットペンダント

時間は流れ、ルネッサンス時代には、男性がチェーンやペンダントなどのアクセサリーを着用することが流行しました。
やはり人は文明が進歩し衣食住が満ち、安定してくると自分の身を飾ることや芸術などに目が向いてくるようです。

その頃女性は通常、金のチェーンや真珠のビーズのようなシンプルなネックレスを着用していました。

1600代後半には、ダイヤモンドをより美しくカットする技術が発達し、黒いベルベットのリボンなどにダイヤモンドのペンダントを付けたチョーカーが見られるようになりました。

また肖像画を彫刻・彫金したポートレートペンダントや、開閉できるチャームに写真や毛髪などの形見を入れられるロケットペンダントの人気が高まりました。

ロケットペンダントってこの頃できたんですね。

しかしこの頃まで、ネックレスなどのジュエリーは金銀や本物の宝石、パールなどで作られている高価なものがほとんどでした。
また、今のように自分で選んで買うことはあまりなく、誰かからプレゼントされることが多かったようです。
恐らくその頃のネックレスやペンダントなどは、パシュミナ/カシミヤと同じく、女性の財産的な位置づけになっていたということも関係していたと思われます。

そのようなネックレスやペンダントに関する意識が変わってきたのが、1900年代のことでした。

コスチュームジュエリーの登場 ー ネックレス/ペンダントの転換点

1900年頃までは、ネックレスなどのジュエリーは本物の宝石やパールしかありませんでしたが、1920年代に「ココ・シャネル」が、いわゆるフェイクの「コスチュームジュエリー」を世に発表してからこのコスチュームジュエリーに関する意識の大変化が起きました。

ちなみにコスチュームジュエリーとは、高価な宝石や金・プラチナなどの貴金属を使わずに、ガラスやプラスチックなどの人造宝石と、合金などから作られた「イミテーション」のジュエリー・アクセサリーの総称のことをコスチュームジュエリーといいます。

ヨーロッパではそれら「コスチュームジュエリーは安物」という価値観が根強く残っていましたが、アメリカではオードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローなどの大女優がコスチュームジュエリーを身に着けたことで、そのイメージが変わり爆発的な人気を呼んだのです。

コスチュームジュエリーは本物の宝石では作れないボリュームや大胆なデザインが可能で、ミリアム・ハスケルなどの優れたデザイナーが誕生しました。

しかもコスチュームジュエリーは丈夫でファッションアイテムとして扱いやすかったので、女性の社会進出に伴い、洋服にマッチしたジュエリーを自分で選んで身に着ける新しい時代にぴったりだったのです。
またアメリカ人の合理性という気質にマッチしたのかもしれません。

現在はラインストーンやガラスパールなどが一般的になって、自分で材料を集めてネックレスを手作りする方もたくさんいますね。

このようにネックレスやペンダントは、時間を経てネックレスやペンダント自体の財産的価値というよりは、現在のようにファッションを引き立てるアイテムとしての立場が確立されていったのです。

今この時代に、古代エジプトの人が生きていたらどんなデザインのネックレスを作ったのでしょう・・・きっと素敵なネックレスを作ったことでしょう。

プロがお勧めする 自分に似合う2つのネックレスの選び方

ネックレス

最後に、現代では重要なファッションアイテムになったネックレスのプロがお勧めする選び方を特集します。

シンプルなチェーンのネックレスはペンダントを付け替えて使える必須アイテムですね。
ぜひ賢く活用したいと思います。

しかし皆さんの中には「金属アレルギーでチェーンのネックレスができない」なんて方もいらっしゃるかもしれません。
せっかく重要なファッションアイテムであるネックレスを活用できないなんて・・・・・そんな風に思っているかもしれません。

そんな方におすすめなのが、サージカルネックレスです。
サージカルネックレスは、金属アレルギーが起こしりにくい素材として注目されているサージカルステンレスでできたネックレスで、その素材は医療現場でハサミやメスにも使用されています。
サージカルネックレスの詳細は、「知って得する サージカルネックレスと金属アレルギーの関係‎」をご覧ください。
当店Great Artisan(グレートアーティザン)で販売しているチェーンネックレスはサージカルネックレスですのでご安心くださいね。

さて、話は戻りますが、ファッションの必須アイテムであるチェーンネックレスの長さはどのように区別していますか?!

インチで分けている方や、自分がしやすいのは〇cm、と覚えている方もおられるようです。
このネックレスの長さはいくつかに分けられて、長さごとに呼び方があるのってご存知でしたか?

日本と海外では長さに少し違いがありますが、大まかな目安を見てみましょう。

ネックレスの長さの名称

チョーカー長さ35センチ~41センチ(14-16インチ)
首の高い位置に来るので首が華奢に見える
プリンセス45センチ~50センチ(18インチ~20インチ)
一番デザインが豊富な長さでいろいろな服に合うので使いやすい
マチネ56センチ~58センチ(22インチ~23インチ)
ゆったりと垂れ下がるので、大きめのペンダントを付けて優雅な雰囲気にもなる
オペラ70センチ-90センチ(30インチ~35インチ)
70センチを超えると、留め具を外さなくても着脱することができる
ロープオペラの長さより長い1メートルを超えるネックレス
二連にして使用することもある

プロのお勧め方法 ①カジュアルとフォーマルで使い分ける

どんなネックレスがあるか分かったら、次はファッションによっての使い分けです。
ぜひ参考にしてくださいね。

カジュアルファッション・・・
カジュアルな服装の時には思い切ってボリュームのあるネックレスに挑戦するのもいいですね。
首回りが広く空いたカットソーやシャツの日には、個性的な天然石のネックレスもおすすめです。
冬にヘビロテするタートルネックには、長めのチェーンに存在感のあるペンダントトップを合わせて変化を付けるのもおすすめです。
ネックレスやペンダント、ストールなど小物で変化を付けるのは、少ない服で上手に着まわすポイントです!

フォーマルファッション・・・スーツを着ている時などは、短いタイプのネックレスが一般的です。
ペンダントトップを付ける時には薄い色の小さな物でさりげなく目るくらいのものがちょうど良いでしょう。
職種にもよりますが、短くてスッキリしてるタイプの方が「きちんとしている」=「信頼できる」とみなされるようです。
襟のあるシャツを着る場合は、襟の位置とネックレスが重なってしまうことがあるので、注意が必要です。
フォーマルでもパーティーなどの場では、オペラやロープなどの長いネックレスで華やかさを出すことができます。
長いネックレスには注意点が一つ!長いネックレスはお食事の時に邪魔になってしまうことがあります。
ネックレスが気になって、食事が楽しめない!なんて残念ですから、シチュエーションを考えてコーディネートしましょう。

肌の色や髪の色に合わせたアクセアリーの選び方のコツについては、「自分に似合う!! 失敗しない アクセサリーの選び方‎」をご覧ください

プロのお勧め方法 ② 体形に合わせたネックレス選び

ネックレスとペンダントその違いと選び方のコツーまとめ

ネックレスもペンダントも、昔からファッションをより魅力的にみせてくれるオシャレアイテムとして様々なものがつくられてきました。

その素材が宝石か、それともイミテーションかにかかわりなく、お気に入りの洋服やスタイルにぴったりのネックレス/ペンダントを選んで、おしゃれを楽しみたいですね。

Great Artisan(グレートアーティザン)では、金属アレルギーの方でも安心して付けられるサージカルネックレスの他、様々な天然石を使用した素朴なネックレスやペンダントトップを扱っています。
ぜひお選びください!

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