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自分のクローゼットから始まる!エシカルファッション

自分のクローゼットから始まる!エシカルファッション

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自分にもできる!エシカルファッション

近年世界的に、地球環境やそこに住む私たちの未来を考えた取組みが広がっています。
それはレジ袋やCO2の削減などの地球温暖化の問題、そしてプラスチックごみの海洋汚染問題などです。

しかしその取組よく考えてみると包装容器などの業界だけではなく、わたしたちのようなファッション業界にも広がっていて、それが「エシカルファッション」という言葉で表されることもあります。

そしてこのコロナ禍においてエシカルファッションはより多くの人にとって快適で心地よい暮らしのキーワードになりつつあります。

しかしエシカルファッションを具体的にどうすればわたしたちの暮らしや生活に取り入れていけるのでしょうか?

このコンテンツでは自分の生活にエシカルファッションを取り入れる方法を考えていきたいと思います。

エシカルとはなんですか?

地球

エシカル(Ethical)を日本語に訳すと「倫理的な」あるいは「道徳的な」という意味となります。
道徳は英語でモラルと言いますが、モラルのない言葉や行動つまり思いやりがなく相手を大切にしていない言動は、周りにいる人を不快にさせたり傷つけたりします。

同じように「エシカルではない」つまり「道徳的ではない、倫理的ではない」行為、例えばファッションでいうとその行為からなされる成果物(服など)は誰かに、またはどこかにしわ寄せが行くので、エシカルなファッションを目指しましょうという考え方です。

つまり、エシカル(ethical)とは、たとえ「法律などの縛りがなくても、みんなが正しい、公平だ、と思っている」人類の共通の観念を示しています。
そしてエシカルファッションとは、そのような「法律などの縛りがなくても、みんなが正しい、公平だ、と思っている」人類の共通の観念をファッション業界の守るべき概念にしましょうという考え方です。

ではなぜこの現代、このエシカル(ethical)という概念が注目されているのでしょうか。
ファッション業界の具体例を出して考えてみたいと思います。

例えば、多くの国で大流行したファストファッションは、毎シーズン新しい商品を安く販売するため、ファストファッションの原価を下げる必要がありました。
そしてそのしわ寄せは、弱い立場にある発展途上国の労働者たちの犠牲の上に成り立っているものがほとんどでした。

そんなしわ寄せが突如形となって表れたのです。
それが有名なラナ・プラザ崩落事故があります。
そのラナ・プラザ崩落事故で何が起きたかについてはカシミールのカシミヤがエシカルファッションといえる3つの理由をご覧ください。

また、安い衣料品の原料であるコットンの栽培には、大量の合成殺虫剤が使用されて、土壌を汚染しています。

このように「エシカル」でないファッションは、地球や弱い人々に大きなしわ寄せを与え、損害を与えたのです。

日本では、「お互いさま」とか、「おかげさま」などという言葉があります。
あらためて考えてみると美しい言葉です。

私たちは日々、いろんな方々とそしてモノと共生して生きています。
ですから生きていれば、どうしても まわりに迷惑をかけてしまうことだってあります。
そして まわりから助けてもらうことも多々あると思います。

ですからこの「申し訳ないなぁ~ ありがたいなぁ~」と思う気持ちを表す、
「おたがいさま」という寛容な許せる気持ち、「おかげさま」という感謝と思いやりの気持ちが心地よく心に響きます。

この精神と同じように生産者と消費者の間で、また地球環境に対しても感謝や思いやりを忘れない、ということが、エシカルの精神なのではないかと思います。

エコとロハスとエシカルの違いとは?

日本では、エシカルという言葉が知られる前から、エコ、ロハスなど、なんとなく似ているような印象を受ける言葉が用いられていました。
でもこれらの言葉は幾分意味合いが異なっているので整理してみたいと思います。

エコとはどのような意味があるのでしょうか。
エコとは「エコロジー」の略で、地球環境に優しいという意味で用いられています。
また、エネルギー消費を抑えることによって地球の資源を節約する「エコノミー」という意味でも使用されています。

ではロハスとはどのような意味があるのでしょうか?
ロハスとは「Lifestyles Of Health And Sustainability」の単語を並べた造語で、健康と持続的な社会を考える生活スタイルのことです。
ですからロハスとは、バブルの頃の大量生産と大量消費への反省から、もっと自然で健康に良い、そして環境に良い暮らしを求めた結果、シンプルライフという原点に戻ったライフスタイルということができるかもしれません。

それで、あえて三つを並べて比較するなら
・地球と環境に優しいのがエコ
・健康や環境問題を意識したライフスタイルをするのがロハス
・人と社会、地球環境を大切にする気持ちを行動で表すエシカル。
とまとめられるかもしれません。

優しい 思いやり エシカル

自分のクローゼットをエシカルファッションに!

エシカル クローゼット

エシカルファッションというと、エシカルな服を買い足さないといけないというわけではありません。
もちろん今度洋服を買う時、まただれかにプレゼントを買う時に、エシカルなモノ作りに取り組んでいる企業やメーカーの商品を買うことができるかもしれません。

そのようなエシカルファッションを標榜している企業の商品を積極的に購入することは、人や環境、そして社会に貢献、配慮しないメーカーの商品は売れなくなり市場から減っていくという変化につながります。
それだけでも立派な社会貢献です。

しかしいまだ日本では、本当にエシカルな服やモノは種類が少なく、デザインも自分の気に入ったお好みのものを見つけるのが大変かもれません。
(将来は、だれもが手軽に買えるほどにエシカルな服が流通することが願いです)

しかし誰でもできることがあります。
それは持続可能なクローゼットを作ることです。

持続可能なクローゼット・・・クローゼットは部屋から動いていないのに・・・・
そんなことを考えるかもしれません。

しかし思い返してみてください。
このコロナ禍のステイホーム期間中にクローゼットを整理して、着ていない服がたくさんあることに唖然とした人も多かったのではないでしょうか?
そのような服はあまり使われずに廃棄されてしまう、言い換えれば持続的に保有することが可能な服ではありませんでした。
つまり持続可能なクローゼットではなかったということになります。

今はかつてなくモノがあふれている時代ですが、本当に気に入った服を、手入れをしながら長く着ることもエシカルファッションにつながります。
そのようなクローゼットにすることによって、そのクローゼットは持続可能なクローゼットとなります。

長く着られるベーシックな服は数が多くなくても大丈夫。
その気に入った服を生かすアイテムを少し買い足せばよいのです。

そのために、ストールやアクセサリーはとても便利です。
ストールは使い方によっては差し色に、またメインにもなれば防寒にもなります。
またアクセサリーは季節感を出したり、気になる体形をカバーするアイテムにもなります。

是非、長く大切にできるお気に入りの服を見つけて、エシカルファッションを始めてみてください。

お気に入りの服に変化を付ける方法についてはミニマリストがネックレス&ペンダントで変化を付ける3つの方法!
ストールを差し色に使う|カシミヤ/パシュミナの選び方
カシミヤ/パシュミナの選び方|1枚のストールが9変化をご覧ください。

カシミヤストールでエシカルファッションをはじめよう

エシカル カシミヤストール
男性にもおすすめのクーフィーヤデザイン

考えてみると本物のカシミヤ/パシュミナストールは、エシカルなファッションアイテムと言えます。

なぜならば、まず第一にカシミヤ山羊の毛という持続可能な天然素材を使用しています。
特にGreat Artisanで扱っているカシミヤ/パシュミナストールは、インドのラダックのカシミヤ山羊の毛を使用しています。
そのラダックのカシミヤ山羊は年中ストレスなく過ごす伝統的な遊牧生活で飼育され、冬を越すために生えてくる密生した毛を春になると櫛ですいて取り、その内毛をストールの材料にしています。

ですから、Great Artisanのカシミヤストールは自然や動物に優しいエシカルな材料調達となっています。

第二に、Great Artisanで扱っているカシミヤ/パシュミナストールのほとんどは、伝統的な手織り機で作られ、さらに刺繍のほとんどは男性の刺繍職人が15世紀より伝わる技術を使って手刺繍で施しています。
このような伝統的な技術や産業が生かされた製品であることも、当店のカシミヤ/パシュミナストールがエシカルである理由です。

第三に、エシカルファッションで欠かせない商品の製造過程の透明性という面でも、Great Artisanのカシミヤ/パシュミナストールがエシカルはエシカルファッションアイテムと言えます。
なぜならば、仲介業者を通さずに直接カシミールのビジネスパートーと取引をしているので、一貫して製造過程を確認することができます。
さらに生産地のカシミールと直節取引をすることによって、適正な価格で販売することができているのです。

エシカルファッションのまとめ

これからの時代のファッションは、買い替えサイクルの早いこれまでのファストファッションのような流行の服ではなく、自分にとって着心地が良くてずっと大切に着回したいと思える服を選んでいくようになるのかもしれません。

でもそんな時、自分に本当に似合って必要な服を買うにはまず自分を知らなければなりません。

ファッションは自己表現です。

ですから流行ではなく自分をしっかり見つめ、エシカルな判断のもとに買った服は、自己表現というファッション本来の目的を果たし、本当の意味で豊かな生活につながるのではないでしょうか。

是非そんな観点でクローゼットを見回してみてください。

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