Contents
カシミヤは少しの工夫で長持ちする!
カシミヤ本来の魅力を長持ちさせるには日常生活の少しの工夫が大切になってきます。
何故ならば、優しく滑らかな肌触りが特徴なカシミヤは、とっても繊細な天然素材なので
日々のお手入れを疎かにしたり間違った方法で行ってしまうと、毛玉が出来やすくなってしまうからです。
カシミヤの毛玉予防策について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
→カシミヤのプロが教える!|毛玉の正しい予防策 3STEP教えます!!
また毛玉だけでなく糸の解れや変色の原因になってしまう場合もあります。
なんにせよ毛玉、糸のほつれ、変色等はすべて、カシミヤ本来の魅力を半減させます!
ですから今回はカシミヤ本来の魅力をもっと長持ちさせるために出来る「カシミヤのお手入れ方法」をお教えします!
【カシミヤにお手入れが必要な理由】
突然ですが皆さんは人間の髪の細さをご存じですか?
μm(ミクロン)は繊維を表す単位なのですが、1μm(ミクロン)は0.001㎜を示しています。
人間の髪の細さは約80μm(ミクロン)、つまり0.08㎜ということになります。
そうです、1㎜のわずか125分の1の細さしかないのです。
このように考えると人間の髪の繊細さに驚くかと思いますが、驚くにはまだ早いです・・・
同様に、カシミヤの繊維の細さについても考えてみましょう。
GreatArtisan(グレートアーティザン)で取り扱っている最高品質なカシミヤの場合ですと
繊維の細さは平均15μm(ミクロン)ですので、0.015㎜ということになります。
つまりカシミヤの繊維はわずか0.08㎜しかない人間の髪の更に5倍もの細さなのです!
驚くほど細いですよね。
「細さゆえのあの優しい肌触りなんだなあ・・・」と納得がいきます。
確かに、カシミヤは繊維が細ければ細いほどカシミヤ特有の優しい肌触りや保湿性等の魅力は増します。
しかししっかりとお手入れをしておらず摩擦、こすれなどを放置しておくと、繊維同士が絡まりやすくなるので毛玉が出来やすくなってしまうのです。
ですからカシミヤの繊維の細さは日々のお手入れ方法と大きな関係があるといえます。
カシミヤをもっと長持ちさせるお手入れ方法【3つの工夫】
とはいえカシミヤはとっても繊細な素材なので、
あまり手を加えすぎるとかえって長持ちしないのではないかと不安に思う方が多いのではないでしょうか?
安心してください!私達Great Artisan(グレートアーティザン)が責任を持って、
どなたでもすぐに実践できるお手入れ方法を3つに分けてご説明致します!
工夫①:【カシミヤの着用後、日陰で風に当てる】
カシミヤをもっと長持ちさせるお手入れ方法の一つ目の工夫は、【カシミヤの着用後、日陰で風に当てる】ということです。
カシミヤにとって埃(ほこり)は大敵です。
何故なら埃(ほこり)がカシミヤの繊維に絡まり、これもまた毛玉の原因になってしまうからです。
「風に当てるだけで綺麗になるはずがない・・」と思われますよね。
確かに表面の汚れは完全に落とすことは出来ませんが、だからと言ってコロコロ(粘着カーペットクリーナー)を頻繁に使ってしまうと摩擦で毛玉が出来てしまいます。
ですが、約2〜3時間ほど風に当て続けるだけで、カシミヤの繊維の中に入った小さなほこりなどの汚れ、更に臭いもとることができるのです!
何故でしょうか?
風に当てるだけで汚れを落とすことの出来る理由には、カシミヤの繊維の中に常に含まれている一定数の水分が関係しています。
汚れや臭いはその一定数の水分についてしまうのですが、お手入れをしなければカシミヤの繊維に付着して汚れや臭いが残ってしまうのです。
ですが、繊維の外側にある空気境膜という空気の壁のようなものに風を当てると壁が薄くなり水蒸気の蒸発速度が高くなります。
水蒸気の蒸発速度が高くなると、汚れや臭いとともに水蒸気も外に発散され、カシミヤの繊維が綺麗な状態に戻るのです。
やり方としては、まず軽くカシミヤを振ってほこりを払いハンガーにかけましょう。
室内であれば扇風機、屋外であれば必ず日陰で自然の風に当てます。
注意してくださいね!
カシミヤは高温、多湿に弱いため、直射日光、雨には注意が必要です。
工夫②:【ブラッシングをする】
カシミヤをもっと長持ちさせるお手入れ方法の二つ目の工夫は、【カシミヤをブラッシングをする】ということです。
カシミヤを身に着けるうえで生地同士の摩擦や圧力は避けられないものです。
ですが摩擦による繊維の毛羽立ちや圧力による生地のつぶれた状態を放置することは、毛玉に限らずシワ、形崩れの原因にもなってしまいます。
ですから、定期的にブラッシングをしてカシミヤの繊維の毛流れを整えてあげましょう。
また、ブラッシングをすることでカシミヤの繊維に空気が含まれるので、型崩れを防止しながらカシミヤ本来のふわっとした質感を保たせることが出来ます。
工夫③:【防湿・防虫対策をする】
先程カシミヤは多湿に弱いということをお伝えしましたが、多湿状況になるのを防ぐために防湿対策をする必要があります。
またカシミヤは天然繊維ですので、高級毛皮製品や着物と同じく、防虫対策を大切です。
ですが特に難しい手順は必要ないのでご安心ください。市販の防虫剤と除湿剤をご使用していただければ十分です!
ここでやってはいけないことが二つあります。
一つ目は「異なる防虫剤同士を混ぜて使用すること」、
二つ目は「薬剤が直接ショールに触れたまま放置すること」です。
どんなに同じメーカーの防虫剤でも、種類の異なる防虫剤を混ぜるとお互いの成分が影響し合う結果、
溶けて衣類にシミがついたり変色することがあります。
薬剤が直接カシミヤのショールに触れたまま放置すると、シミが付いたり変色する可能性が高くなるので、
カシミヤを保管する際はこの二つに注意して防湿防虫対策をしっかりと行うようにしましょう。
たった3つの工夫で大切なカシミヤが長持ち!!|カシミヤのお手入れ方法のまとめ
優しい肌触りが特長のカシミヤは人間の髪の約5倍も繊維が細くとっても繊細な素材なので、カシミヤのお手入れ方法を難しく感じる方が多くいらっしゃいます。
ですが、お手入れする際、3つの工夫で皆さんの大切なカシミヤを長持ちさせることができます。
【カシミヤの着用後、日陰で風に当てる】こと、【ブラッシングをする】こと、【防湿・防虫対策をする】こと、
この3つの工夫を知っていれば、安心かつ正しくお手入れ方法で、カシミヤ特有の魅力をもっと長持ちさせることが出来ます!
わたしたちGreatArtisan(グレートアーティザン)は、カシミヤを愛する皆様がより賢く楽しくファッションを楽しめるのに役立つ情報をお届けしています。
分からないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください!