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コロナ禍は世界的な大惨事
これは突然の災難でした。
わたしたちはまさに100年に一度、起きるか起きないかの大惨事のただ中を生きています。
それがコロナウイルスによる世界的なパンデミックです。
これまで重症急性呼吸器症候群(SARS)やエボラ出血熱のように、一部の地域、国で流行し感染した人を重篤化させる感染病はありました。しかし世界的なパンデミックを生じさせるような、しかも同時に生じさせるような感染症は、人類の歴史を100年も遡らなければならないのです。
まさに今は100年に一度、起きるか起きないかの大惨事のただ中といえます。
その世界的な大惨事の中、わたしたちの健康に、まさに生きていくためにいくつか欠かせないものが出てきました。
それがこのコンテンツで特集する不織布マスクです。
このコンテンツでは正しいサージカルマスクの選び方を特集したいと思います。
マスクとはなんですか?
マスクとは、天然繊維、化学繊維の織物や不織布を主な材料として、口や鼻を覆う形状で、花粉やホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制する機能を持つものです。
マスクをすることにより、人は風邪などの咳やクシャミの飛沫の飛散を防ぎ、ひいてはウイルスの拡散や体内への侵入を防ぐものを意図して使用するものをマスクといいます。
最近日本やアジア圏では、オシャレ目的でマスクをすることも増えています。
その場合のマスクはほぼ色つきのマスクです。
マスクは薬事法に該当しない衛生用製品です。
マスクの着用目的とはなんですか
マスクの着用目的は以下の2つの分けられます。
【非感染者】 飛沫感染を防ぐ | マスク着用者の会話による唾液の飛沫、咳、くしゃみなどに含まれているウイルス(汚染)から人への感染を防ぐ為。 |
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【感染者】 体液飛散を防ぐ | 感染者の体液(咳やくしゃみなどのつば)、血液飛散からその他の人を守る為 |
つまり現代のような世界的な大惨事下でのマスクの着用の目的は、本来のマスクの着用目的に戻るということになります。
それは対象とされるウイルスを体内に入れない、感染者は体内からでたウイルスを含む体液を飛散させないという目的でマスクは着用することになります。
今2020年の対象とされるウイルスは現時点でワクチンがなく、治療法が確立されていないCOVID-19(コロナウイルス)ということになり、その同時期に流行すると思われるインフルエンザであるといえます。
このように考えると、次はCOVID-19(コロナウイルス)の大きさがどれくらいが知ることが必要であり、それに合ったマスクを選ぶことが必要になります。
マスクの種類とその素材
一般的にマスクは、3種類にわけられており、使用する用途により使い分けをしています。
マスクの種類
家庭用マスク | 風邪やウイルス対策、そして花粉やPM2.5対策、そして防寒・保湿、最近ではオシャレなどの目的で日常に使われるマスクです。 素材や形状、サイズなども豊富にあり、フィルター性能と通気性のバランスがよいため長時間に渡り、快適に使用できるのも特徴です。 しかしバリエーションも豊富ですが、そのウイルスに対する性能もピンキリです。 |
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医療用マスク | 主に医療現場で使用される感染防止用のマスクです。 家庭用のマスクとは違い、その性能には一定の基準があります。 |
産業用マスク | 工場や工事現場などで主に防塵対策として使用されているマスクです。 |
マスクの素材
布製マスク | その名の通り、綿のガーゼや綿織物を重ね合わせたり縫製したりして作られた布製のマスクです。 洗濯して再利用できるものが多数です。 布製マスクは高い保湿性と保温性がありますが、ウイルスや菌が透過しやすい欠点もあります。 なぜなら、例えばガーゼマスクはフィルターが無く、ガーゼを12~18枚重ね合わせたものなので、ガーゼの目より細かいウイルスなどは通してしまいます。 |
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不織布マスク | 文字通り織らない布を使用した使い捨てマスク。 使い捨てゆえに清潔であるとはいえます。 不織布シートの特性として、花粉、ウイルスや菌が透過しにくい設計の商品も多数ありますが、すべての不織布マスクがそうではないので注意が必要です。 つまり粗悪品があるということです。 |
ウレタンマスク | ポリウレタンを素材として作られたマスクです。 ポリウレタンは伸縮性があり、柔らかく肌にやさしい素材なので、長く装着していても肌の負担にはなりにくいといえます。 主に花粉対策として製造され、そのパッケージには花粉を99%カットするフィルター付きなどと書かれたものもあります。 このポリウレタン製のマスクは数回レベルでは洗って再利用できるところも利点ですが、花粉対策用として作られているため、ウイルス対策には不十分です。 |
マスクの品質の基準
マスクの性能を正確に知るためには、ウイルスの捕捉率を押さえることが重要です。
そのウイルスの捕捉は、マスクのフィルターが厚く、不織布の繊維の網目が密なほどウイルスの捕捉率は高くなります。
また不織布はその網目だけではなく、静電気のような電気を帯びさせてウイルスの吸着力を上げることもします。
ですから不織布のマスクを洗ってしまうと、その静電気が働かなくなってしまうのでウイルスの捕捉率が落ちるといわれています。
その重要な不織布のフィルターの性能については、マスクの外袋や箱、そして購入時に書かれている粒子のろ過効率試験の測定値が参考になります。
日本の代表的な測定検査機関は「カケンテストセンター」などが知られており、弊社の不織布マスクもそのカケンテストセンターでろ過率を測定しています。
そのマスクのろ過率の測定試験は「BFE」「VFE」「PFE」と略されており、それぞれ、細菌の入ったせきやくしゃみの飛沫、ウイルス入りの飛沫、直径0.1μmの微粒子を、フィルターがどの程度捕集できるかを数値で示しています。
【BFE】バクテリア飛沫捕集(ろ過)効率試験 | 黄色ブドウ球菌の懸濁液(約3㎛) | 花粉対策用 |
【VFE】ウイルス飛沫捕集(ろ過)効率試験 | バクテリアオファージ(約1.7㎛) | 風邪、ウイルス対策用 |
【PFE】微粒子捕集(ろ過)効率試験 | ポリスチレン粒子(0.1㎛) | PM2.5やCOVID-19など 微細なウイルス対策用 |
この試験の内容で何が分かるでしょうか。
花粉対策用でマスクを利用するのであれば、BFE試験(バクテリア飛沫捕集(ろ過)効率試験)をクリアした商品を使用すればよいと思います。
また通常の風邪やウイルス対策用でマスクを使用するのであれば、VFE試験(ウイルス飛沫捕集(ろ過)効率試験)かPFE試験(微粒子捕集(ろ過)効率試験)をクリアした商品を使用しなければならないということになります。
さらにいえば、ウイルス対策に使用する場合、例えばインフルエンザやCOVID-19(コロナウイルス)の場合は、そのウイルスの大きさを知らなければ、適切な試験をクリアしたマスクを選ぶことができないということになるのです。
では次にそのインフルエンザやCOVID-19(コロナウイルス)のウイルスの大きさを考えたいと思います。
COVID-19(コロナウイルス)の大きさ
今世界を震撼させ、大惨事を巻き起こしているCOVID-19(コロナウイルス)事態の大きさは、約0.01 μmと言われています。
諸説ありますが、話すときや咳をしたときの呼気中の飛沫の大きさ、つまりCOVID-19(コロナウイルス)で有名になったエアロゾル感染の元になるウイルスも同じ、0.01 μmから数mm程度と言われています。
ですから一般的にウイルスと呼ばれるものの大きさが約0.01μm~0.3μmということから考えると、COVID-19(コロナウイルス)は一般的なウイルスの大きさの中に入り、マスクも一般的なウイルスを防ぐことができるマスクであるならばCOVID-19(コロナウイルス)予防、または感染拡大に効果がありそうです。
このことから分かるのは、COVID-19(コロナウイルス)やインフルエンザを予防したい、防ぎたいと思いマスクをするのであれば、PFE試験(微粒子捕集(ろ過)効率試験)をクリアした不織布マスクをつかう事が必須であるということになります。
サージカルマスクとはなんですか
サージカルマスクの「サージカル(surgical)」は「外科の、手術の」という意味があります。
ですから広義での「サージカルマスク」とは、主に医療現場もしくは医療用に使用されるマスクを指すと言えます。
一般的にこの日本でサージカルマスクは、ドラッグストアーやホームセンターなどでも販売されています。
しかしこの日本では厳密なサージカルマスクに関する定義がありませんので、大まかにいうと以下の特長があります。
特徴としては、吸着フィルター(極細不織布:メルトブロー不織布)がついており、不織布で作られていて3PLY(3枚重ね)が主流です。
さらに使い捨てで鼻の部分にノーズクリップがあり鼻にグリップ感がありますので気密性があります。
またマスクの形状はジャバラ状で鼻から顎まで覆うことが可能です。
そして一般的にサージカルマスクはBFE・VFE・PFE試験において、95%以上遮断した不織布マスクがサージカルマスクと言われています。
感染防止に役立つ3つの正しいマスクの選び方
ここまでマスクについて丁寧に考えてきましたので、これで感染防止に役立つ正しいマスクを選ぶことができると思います。
感染防止に役立つマスクは不織布マスク
1つ目は感染防止に役立つマスクは、不織布マスクであることです。
これまで考えてきたようにマスクには布マスク、ウレタンマスク、不織布マスクとありました。
しかし微細なウイルスを防ぐためには、不織布マスクでなければならないということがわかりました。
感染防止に役立つマスクはサージカルマスクを選ぶ
2つ目の感染防止に役立つマスクは、不織布でありながらサージカルマスクを選ぶということです。
不織布マスクといえどもピンキリです。
一層のマスクもあれば二層のマスクもありますし、三層マスクでもすべてがサージカルマスク、つまりBFE・VFE・PFE試験をクリアした三層マスクではありません。
ですからサージカルマスクを選びましょう。
感染防止に役立つマスクは、使い捨てでしかも安い不織布マスク
3つ目の感染防止に役立つマスクは、使い捨てでしかも安い不織布マスクを選びましょう。
サージカルマスクといっても価格に差があります。
不織布マスクは使い捨てです。
布マスクのように洗って再利用することはできません。
ですから使い捨てでありながら、性能が良く、安い不織布マスクを選びましょう。
そうするとこれからのコロナ禍の時代、ウイズ コロナの時代に自分も健康を保ち、愛する家族や親族、そして友人たちの命をも守ることになります。
感染防止に役立つ3つの正しいマスクの選び方 まとめ
これまでわたしたち日本人は、何もしらずにマスクをしてきました。
そして知らなくても、正確な知識がなくてもそう困らずに生きてこれたのです。
しかしこのコロナ禍、またはアフターコロナの時代は違います。
このマスクに関する知識は、自分や愛する人たちの命を守るのです。
ぜひ正確な知識を得て、正しいマスクをお選びください。
その選択が、弊社の不織布マスクであれば幸いです。