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コロナ禍だから知っておきたい!不織布とはなんですか

コロナ禍だから知っておきたい!不織布とはなんですか

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不織布の今

このコロナウイルスによる世界的なパンデミックの中不織布が非常に注目されるようになりました。
下記の表をご覧になってください。


これはGoogleのキーワードプランナーで検索したWEBの「不織布」というキーワードの検索数です。
これは2018年9月~2020年9月までの2年間で不織布というキーワードの検索数を取ってみましたが、明らかに2020年の4月を頂点として検索数が上がっています。

考えてみれば、確かに今年になってからこの不織布という言葉を数多く聞くようになったのではないでしょうか。

ではなぜこのコロナ禍の中不織布が注目されたのでしょうか。
そもそも不織布とはどういうものなのでしょうか。

今回は不織布について考えてみたいと思います。

不織布とはなんですか

不織布とは、繊維を織らずに接着または絡ませて作られたフェルト状の布のことを不織布といいます。
そのため不織布とは、「織らない布」ということができます。

前述のように不織布は、繊維を織ったり編んだりせずに、繊維自身の性質を利用し、ランダムに重ねた繊維を接着剤や熱などで成形して作ります。
つまり不織布を作るには様々な製法があるということです。

不織布はどのような原材料から作られているのでしょうか。
不織布は、石油などの原料から人工的に合成される繊維(=合成繊維)で作られていたり、金属繊維を混ぜて作られるケースもあります。
その原材料は、天然繊維の綿・パルプ・麻・羊毛などの他、化学繊維のレーヨン・ナイロン・PET(ポリエステル)・PP(ポリプロピレン)など多岐に渡ります。

不織布の特長とはなんですか

マスク

不織布はどのような特長があるのでしょうか。

不織布は、通常の紙よりも丈夫で、水にも強い性質があり、水に濡れてもバラバラになりません。
不織布は製造方法により、透明度が高く柔らかいタイプと、透明度が低く張りがあるものに分かれます。
また、不織布の特長として通気性・ろ過性・保温性といった特長を持っています。

つまりまとめて言うならば、不織布は耐久性や通気性があり、しかも濾過性や保温性などの物性に優れています。
また多種多様な目的に従って素材を自由に成形できるという柔軟な特長もあります。

さらに不織布をつくる原材料や製造方法、そして構造を変えることによって、その柔らかさや強度を変えることができるため、様ざまなものに活用することができるのが不織布なのです。

ポーラス(多孔性)構造不織布はポーラス(多孔性)構造となっています。
そのため不織布は通気性、吸水性に富み、保湿性も高いなど、種々の機能、特長をもっています。
様々な機能を付加することができる不織布は、様々な生産工程で製造可能です。
またバラエティー豊かな素材を使い製造が活用なため、ろ過性、分離性、拭き取り性、補強性、成形性、緩衝性、導電性、帯電性、柔軟性、耐洗濯性、耐薬品性、樹脂含浸性など、不織布で作ったその成果物に、使用用途や使用目的にあわせた機能を付加することができます。
生産性が高い不織布は、生産性が高いため大量生産が可能です。
また、緻密なものから嵩高なものまで、密度をコントロールすることできますし、不織布の厚さも自由に変えることができます。
あらゆる分野での応用が可能不織布は、様々な形状での設計が可能で、非常に応用性が高い素材です。
そのため布や紙、皮など既存の様々な素材の代替品として置き換われる可能性があるだけでなく、あらゆる分野で新しく独自の用途開発がさらに進んでいく可能性があります。
柔軟な製造方法不織布は、縫製して作ることはもちろん、熱により接着して製造することが可能なものもあります。

不織布の現状

不織布は産業の中で、数少ない成長素材として注目されています。

このような不織布の特徴を生かし、今不織布の使用用途は多岐に渉っています。
例えば以下の用途で不織布は今活用されています。

生活用資材(水切り材、ティーバッグ、果物や野菜の包装材料)、産業用資材(フィルター材、電池用部品(セパレーター)、吸音材)、建築用資材(ルーフィング材、ハウスラップ、壁紙)、土木用資材(養生シート)、医療用資材(防護用衣料)、車両用資材(内装材、自動車用各種フィルタ-)、農業用資材(園芸用資材、ハウス資材、防草シート、遮熱シート)や衛生用資材(紙おむつ、マスク、モブキャップ)、医療用資材、インテリア用資材(ブラインド、壁紙)など不織布は、多方面で活用されているのです。

今後の不織布とは

不織布が本格的に日本で製造されるようになってからまだ50年の歴史しかありません。
しかし前述したように不織布は、その優れた特長を活かし生活や産業のさまざまな分野で多種多様な用途に使用されるようになっています。

この50年の中でも不織布は確実に技術的な進歩を果たしてきたように、その将来においても不織布は新しい技術によりその可能性をますます拡げていくと思われます。
不織布の繊維は、さらに超極細になり、さらに繰り返し使用に耐える耐久性のある不織布も開発されていくと思われます。

2020年に生じた不織布の変化

mask

このように2020年まで順風満帆に見えた不織布にも2020年に大きな変化が生じました。

その原因はコロナウイルスの世界的なパンデミックによる衛生商品の不足です。

とくにその不織布製品の中でもマスクは不足し、2020年4月には一枚100円以上にもなったのです。
半年前までは単価2-3円だった不織布マスクが、一気にこの価格、つまり一枚100円台になったのです。

その後5月の連休明けから少しづつマスクの価格は下がっていきましたが、それでも以前のような価格にはならず、コロナ禍の現在でもサージカルマスクと言われる不織布のマスクは@20-30前後で取引されているのです。(2020年9月現在)

それはなぜなのでしょうか。

前述したように不織布は製造方法によってさまざま形を変えます。

そして大きく分けて不織布は、短繊維不織布と長繊維不織布の2種類に分かれます。
その短繊維不織布の中に、高圧水流で繊維を絡ませた製造方法で作るスパンレース不織布という不織布があります。
また長繊維不織布の中に、原料を高圧で押し出し熱風で吹き飛ばすことで極細不織布にするメルトブロー不織布があります。

この2種類の不織布がマスクに使用されており、この2種類の不織布が世界的に利用されることにより不足し、未だに価格が以前の価格に戻っていないのです。(2020年9月現在)

今価格高騰し不足している不織布製品ベスト2とは?!

マスク

今どのような不織布製品が高騰し不足しているのでしょうか。

やはりその筆頭はマスクです。
そのマスクの中でもサージカルマスクと言われるものです。
このサージカルマスクに関しては

やはりコロナ禍にあって左の写真のように、今やモナリザも不織布マスクをする時代です。
世界中で必要とされるサージカルマスクは冬を迎えてコロナ禍の第三波が想定される今、世界中どこでも必要とされています。

次に不足している不織布製品は、モブキャップです。
別名ヘアーキャップとも言われています。
これもPEで作られたものもありますが、とくに不足し価格が高騰しているのが不織布のモブキャップというものです。
このモブキャップは工場などどこででも使われていました。
しかしこのコロナ禍の不織布の不足、高騰の煽りを受け不足しているのです。

このサージカルマスクとモブキャップの2製品が現在不足している不織布のベスト2であるといえます。

不織布 まとめ

今や100年に一度あるかないかの大変化の時代です。

その変化に今、この不織布が翻弄されています。

そのような中、これまで培ったアパレル業界のコネクションを活用し、Great Artisan は、みなさまに不織布製品を販売することにいたしました。

ぜひ下記からGreat Artisan の不織布製品の質をご覧ください。

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