最新情報

覚えて安心! 本物のパシュミナとは?|偽物の見分け方教えます

覚えて安心! 本物のパシュミナとは?|偽物の見分け方教えます

突然ですが皆さんは、世界で一番生産量の多い素材をご存じですか?

答えは“綿”です。

肌触りが良く吸水性に優れた“綿”は、繊維負けしやすい敏感肌の人やナチュラルテイストが好きな方がこよなく愛す代表的な素材です。

しかし今回の本題である“パシュミナ”は、“綿”の優れている面でもある肌触りの良さや吸水性だけでなく、

保温性や吸湿性、また高級感のある弾力性の高さによる型崩れのしにくさなど、様々な面で優れています。

ですのでパシュミナはよく、軽さ・柔らかさ・暖かさのこの3つがセールスポイントとされています。

“パシュミナ”の優れた面について更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
カシミールのパシュミナは、世界最高品質?!| パシュミナの歴史を通して考える

それもそのはず“パシュミナ”の生産量は、世界で一番生産量の多い綿のたった0.002割しか占めていないのです。

そのため“パシュミナ”は、なかなか簡単には手を出せない特別なものというイメージを持たれることが多く、高級素材を代表しているので、

その高級素材である“パシュミナ”を使用したショールやストールは、「最高級パシュミナ」「パシュミナ100%」をキャッチコピーとして販売されることが多い傾向にあります。

とはいうものの、実際市場では、綿のたった0.002割しか占めていない生産量を遥かに上回る量の“パシュミナ”が流通しているのです。

つまり、「最高級」や「100%」といった言葉が単なる嘘になる“偽物”が、数えきれないほど出回っているということになります。

いずれにせよ、高いお金を払って偽物を買ってしまうことはとってもショックですよね・・・

ではどうしたら“パシュミナ”の本物と偽物を見分けられるのでしょうか?

今回は、本物の“パシュミナ”の定義と偽物の“パシュミナ”の定義をご説明した後に、

6つの【“本物”のパシュミナを“偽物”のパシュミナと見分ける方法】をご紹介します!

パシュミナとは何ですか?

本物と偽物のパシュミナをしっかり見分けられるようになるには、本物と偽物それぞれの定義を知る必要がありますが、

そのまえにまずはパシュミナとは何なのかを理解する必要があります。

では、パシュミナとは何なのでしょうか?

パシュミナとは、北インドのカシミール地方に古くから伝わる独自の手織り技術を使い織られた毛織物のことを指しています。

世界的に高級ウールとして有名なパシュミナの生産量が少なく日本ではほとんど流通していないという現状には、実はパシュミナに使われている素材が関係しているのです。

何故ならばパシュミナに使われている素材は、ラダックと呼ばれる約4,000メートル級のヒマラヤ高山地帯で飼育されている、ヒマラヤ山羊の冬の間だけ生える内側の柔らかい毛だけだからです。

ヒマラヤ高山地帯で飼育されているカシミヤ山羊の毛の繊度(直径)は他の土地のカシミヤ山羊の毛よりも細いため、

パシュミナ特有の滑らかでぬめりのある柔らかい触感を生み出すことが出来るのです。

そのようなパシュミナ独自の製造過程は20過程にも渡り、カシミール地方ではそれらすべての条件を満たしているストールやショールだけをパシュミナと呼んでいます。

このことから分かるようにパシュミナはとても希少価値の高く、その分偽物が多く出回っているため、日本で購入する際には細心の注意が必要なのです。

またパシュミナの歴史の始まりは西暦前の時代であったと言われていますが、歴史上の確かな記録に残っているのは西暦1300年頃、

つまりカシミールがシャー・ミール王朝の支配下にあった時代のことだと言われています。

しかし今やパシュミナは、世界中で諸説入り乱れているのが現状です。

いわば「パシュミナはカシミアよりも上質な高級毛織物である」だとか「パシュミナはただ柔らかい布の総称である」といった諸説です。

そこで、それらの諸説が出回っていることから多くの方がひっかかる疑問は「カシミヤとパシュミナの違い」です。

では、カシミヤとパシュミナは全く別物なのでしょうか?それとも単なる名称の違いかなにかなのでしょうか?

結論から言いますと、カシミヤとパシュミナは同じものです!

実は、本来パシュミナと呼ばれていたものが今ではカシミヤという名称に変わった為、“カシミヤ”という名称が私達にとって馴染みのあるものになっているのです。

しかしその背景には深い歴史が関わっています。

パシュミナがカシミヤと呼ばれるようになった理由について、またカシミヤとパシュミナの違いについて更に詳しく知りたい方はこれらの記事をご覧ください。
カシミヤとパシュミナ その違いはなんですか?|知っているようで知らない情報
今さら聞けない パシュミナとは何ですか? 歴史の流れから考える
プロだから教えられる カシミヤとパシュミナの本当の違い

パシュミナ(つまりカシミヤ)が何なのかを知ることが出来ました。

では“本物”のパシュミナとは何なのでしょうか?

★“本物”のパシュミナの定義

ナポレオン ジョセフィーヌ
出典: アンドレア・アッピアーニ:ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(1808年頃)

“本物”のパシュミナとはズバリ、左の写真の女性ナポレオンジョセフィーヌが身に纏っているショールのことです。

ナポレオン・ボナパルトの最初の妻であり貴族であるナポレオンジョセフィーヌが存在した時代つまりヨーロッパの時代では、

社交界の間でカシミールのパシュミナが大流行しました。

当時は女性が財産を持つことが出来ない時代だった為、この高価なカシミールのパシュミナのショールは女性の財産の一つとして数えられるほど、高価で人気のあるモノでした。

現に当時の財産目録にはカシミールのパシュミナが記録されています。

では現時代で私達がパシュミナを手に入れられるようになるまでにどのような道のりがあったのでしょうか?

パシュミナに大きな変化をもたらしたのは、インドが東インド会社によって統治されるようになってから、

そしてカシミールのパシュミナがヨーロッパの女性たちの人気を掴むと同時に、機械による工業が発達しだしてからです。

それをきっかけに、ヨーロッパ社交界という限られた人々の愛用品であったパシュミナは、多くの人々に広がるようになっていきました。

今では機械も発達しパシュミナの定義が変わりつつありますが、

パシュミナの原産国カシミールの人々の観点からですと、パシュミナは今でいうカシミヤの原点、

つまり“本物”のパシュミナはヨーロッパ時代に社交界の間で流行したカシミールのパシュミナだと言うことが出来ます。

そうなると“本物”のパシュミナの定義は、ラダックと呼ばれる約4,000メートル級のヒマラヤ高山地帯で飼育されている、ヒマラヤ山羊の冬の間だけ生える内側の柔らかい毛だけを使っていること

また、昔ながらの手織り技術で作られていること、と言うことが出来るのではないでしょうか。

何故ならば、パシュミナのセールスポイントである軽さ・柔らかさ・暖かさ、

この3つ全てを実現させることが出来るのは昔ながらの手織り技術だけだからです。

これがカシミールのパシュミナ、そしてカシミヤと呼ばれる前から存在した本来のパシュミナ、

つまり“本物”のパシュミナです。

“偽物”のパシュミナとはどんなものですか?

“本物”のパシュミナの定義は大きく2つに分けて、

パシュミナの素材としてラダックと呼ばれる約4,000メートル級のヒマラヤ高山地帯で飼育されている、ヒマラヤ山羊の冬の間だけ生える内側の柔らかい毛だけを使っていること、

そしてパシュミナに軽さ・柔らかさ・暖かさを生み出す昔ながらの手織り技術で作られていることだということが分かりました。

では逆に“偽物”のパシュミナとはどんなものなのでしょうか?

よく出回っている“偽物”パシュミナには、とても柔らかくパシュミナに良く似た素材を使ったものがあります。

そのパシュミナに良く似た素材というのは、メリノウール100%です。

なんといっても厄介なのは、メリノウールの中でも特に繊度(直径)が細い糸を使って編まれてるということです。

何故ならばその糸の細さはカシミヤの中でも高級な糸を使ったパシュミナ並みで、プロでも騙されるほど肌触りが似るからです。

またそれでできた繊維はとても柔らかいだけでなく首に巻いても暖かいのです。

ですから本物のカシミヤを触りなれていない人は、メリノウールだなんて絶対に分かりません。

残念なことに、本場のカシミール人でさえ同様の商品を悪用していたり、またインドのデリーなど観光客が多く来る場所やネシンガポール、トルコなどでは観光客相手に

メリノウール100%のものをパシュミナ100%として売られているのです。

実際、海外だけでなく日本でも同じようなことが行われています。

ですから忘れてはいけないのは「簡単に言葉を信じないこと」です。

それには販売サイトに書かれたキャッチコピー、店舗での店員さんの曖昧な言い回し、パシュミナに付けられた商品タグが含まれます。

日本の素材表記に『パシュミナ』はありませんので、本当の素材表記を聞いてみてください。

また日本の素材の品質検査機関(ケケン試験認証センターなど)で品質調査をしたのかも聞くことができます。
※当社がケケン試験認証センターで品質検査をしております。

★“偽物”のパシュミナの定義

メリノウール 羊

品質調査の証明書や商品タグすら偽造出来てしまう今の時代では、残念なことに“偽物”のパシュミナが切りがないほど出回ってしまっています。

“偽物”のパシュミナ全てを除けるのは現状不可能ですから、購入する際に自分たちで判断するしかありません。

“本物”のパシュミナの定義の1つとして、昔ながらの手織り技術で作られていることを挙げましたが、

実際、もう1つの定義である素材と同じ素材を使っていても機械織りで作られているものもあります。

しかしその場合でも「パシュミナ100%」という言葉が嘘になることはないはずです。

中には、「パシュミナ100%でも手織りでないなら“偽物”のパシュミナだ」と捉える方もいらっしゃるかもしれません。

同様に“偽物”のパシュミナの定義も曖昧になることがあります。

ですから“偽物”のパシュミナとして言い切れる1つの定義は、メリノウールで作られたパシュミナが偽物のパシュミナだと断言できるように、

「パシュミナの毛を使っていないこと」です。

疑問 クエスチョン

【“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける方法】

多く出回っている“偽物”のパシュミナには、メリノウールに限らず他にも様々な素材を使ってパシュミナに似せているものがあります。

それらの大体はパシュミナの「肌触り」に似せています。

何故ならば、最高級なパシュミナ=柔らかい肌触り といった認識をしている方が多いからです。

むろんその感覚は間違ってはいませんが、それだけで本物か偽物かを判断するのはとても危険なことです。

ではどうしたら賢く、失敗せずに“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分けることが出来るでしょうか?

方法①:値段を確認する

“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける1つ目の方法は値段を確認することです。

単純なことだと思われるかと思いますが、実は意外と見逃してはいけないポイントです。

カシミール地方では未だに500年前から続く伝統的な手法で、毛を紡ぎ、草木染め、手織りで時間をかけて丁寧に手仕事で制作をしています。

ですから10,000円以下の値段が安すぎるものは偽物の可能性が高いので注意しましょう。

特にネットショッピングでパシュミナ100%のショールやストールを2000~3000円で販売しているものは間違いなく偽物です。

また反対に極端に高すぎるものも危険です。

パシュミナは最高品質であることに変わりはありませんが、最高品質=高級といった考え方を固めるのは罠になってしまう場合があります。

当店GreatArtisan(グレートアーティザン)にはカシミヤを愛するパシュミナのプロのスタッフが在籍しております。

「この値段は妥当・・・?」「なんか不安・・・」等、何かご不明な点がございましたら遠慮なくお問い合わせください!

方法②:感触と風合いを確認する

“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける2つ目の方法は感触と風合いを確認することです。

パシュミナには光沢があることも特徴の1つですが、実際は目立つほどではなく自然な少しの光沢が見られる程度で、本物はマットな風合いのものがほとんどです。

ですから表面の光沢があまりに強い場合は偽物の可能性があります。

何故なら「パシュミナの特徴の1つである光沢」という言葉のまま、人工的に光沢を作って似せようとしている場合や、安い素材の為摩擦で光沢が出来ている場合があるからです。

また、先程「柔らかい肌触りだけで本物か偽物か判断してはいけない」と説明したように、表面の肌触りだけでなく、握った時の感触も判断基準にすることが大切です。

では本物のパシュミナと偽物のパシュミナとで、握った時の感触にはどんな違いがあるのでしょうか?

偽物の場合は、握ると手のひらにカ何か芯が残るような感触がありますが、本物の場合は、偽物の場合と全く違い、スッと握ることが出来るのです。

方法③:製品タグを確認する

“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける3つ目の方法は製品タグを確認することです。

製品タグの内容を確認することも大切ですが、それが事実とは断言できません。

ですから製品タグやラベルが製品にどのように付いているかどうかを確認しましょう。

本物のパシュミナはとっても繊細な製品です。ですから基本的に商品タグが直接付いていることは少なく、

付いているとしてもピンや糸等が使われている場合が多いです。

逆に接着剤で貼り付けられているものは、間違いなく偽物と言えます。

方法④:織り方を確認する

パシュミナ ダイヤモンド織
ダイヤモンド織
ツイル織 パシュミナ
ツイル織

“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける4つ目の方法は織り方を確認することです。

パシュミナの代表的な織り方は写真のように2つあります。1つは左のダイヤモンド織、もう1つはツイル織です。

どちらの織り方で織った場合でも手織りは織りにムラが必ず出ます。

そのムラこそが“本物”のパシュミナの判断基準にもなるので、よーく目で観察したり、光にかざして見つけてみてください。

方法⑤:フリンジ部分を確認する

カシミヤ パシュミナ フリンジ
偽物のパシュミナ
パシュミナ カシミヤ フリンジ 
本物のパシュミナ

“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける5つ目の方法はフリンジ部分を確認することです。

実はフリンジを作ることが出来る素材は繊維が強いものに限られています。

しかしカシミヤ山羊の産毛を紡いだパシュミナはとっても繊細で強度が欠けるので、左の写真のようなものは作ることが不可能なのです。

ですからフリンジがある場合は、パシュミナを使っているといてもシルクやウールなど丈夫な繊維を多く混ぜていないということになるので、パシュミナ100%ではありません。

本物のパシュミナのみで作られている場合は右の写真のように、はさみで切って横糸を少し抜き取っただけの断ち切りの状態になっていることが多いのが特徴です。

方法⑥:サイズを確認する

“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける6つ目の方法はサイズを確認することです。

サイズを確認することは、1つ目の方法である値段を確認することに繋がるとっても重要なポイントです。

何故ならサイズが大きいほど価格は高くなるため、大きめのショールが安く売られていたら偽物だと判断することが出来るからです。

カシミールのパシュミナ場合、ショールの標準の大きさは100cm×200cm、ストールは70cmx200cmです。

このサイズをおおよそでも覚えておくと役に立つかもしれません。

“本物”のパシュミナとは?|覚えて安心!【偽物との見分け方】|まとめ

GreatArtisan(グレートアーティザン)では今回の記事以外でも、

“本物”のパシュミナと“偽物”のパシュミナを見分ける方法について沢山の情報をお届けしています。

必見! 優れた品質のカシミール刺繍の3つの見分け方| パシュミナ
プロが教える! 本物のカシミヤ/パシュミナの7つの選び方
失敗しない! 本物の100% カシミヤ/パシュミナ製品 16の見分け方

せっかく高いお金を出して魅力的なパシュミナを手に入れるのなら、失敗せずに本物を見つけたいと思うのは当然のことです。

私達GreatArtisan(グレートアーティザン)では現地カシミールから魅力に溢れた本物のパシュミナを直輸入し、販売しております。

ブランド毎に違った魅力のある沢山のデザインのパシュミナ達を是非ご覧になってみてください。

この記事をシェアする

Facebookでシェア! Twitterでシェア! HATENAブックマーク メールで送る